【使用機種】

 私はこれまで5台のVAIOを使用してきました。ちまたの噂では、VAIOは動きが遅いなどと言われておりますが、それでも私は、機種を替えVAIOシーリズを10年ほど使い続けています。PCG-C1VJとPCG-C1VRX/Kは、中古で購入し、中古屋さんの保証期間である3年を目安に売却してきました。PCG-C1MSXも中古で購入で、現在、メインマシンとして使用中です。

機種名CPUメモリーOS現状
PCG-505VMMX Pentium300MHz64MBWindows98故障中
PCG-C1VSX/KCursoe 667MHz128MB(256MB)Windows2000/XPWindows2000環境として存在
PCG-C1VJCursoe 600MHz128MB(256MB)WindowsMe売却済
PCG-C1VRX/KCursoe 667MHz128MB(256MB)Windows2000売却済
PCG-C1MSXCursoe 877MHz256MB(384MB)WindowsXPメインマシンとして存在現状
 購入順に掲載。メモリーは、()内は最大容量。



【VAIOの特長】

 VAIOには以下の特長があります。個別に説明をしていきます。

  1. 薄型、軽量機種の先駆け
  2. 改造の仕方が各所で公開されている
  3. OSのアップグレード用ファイルが入手できる
  4. バッテリパックの互換性
  5. バッテリパックの継続販売


【薄型、軽量機種の先駆け】

 薄型、軽量機種はVAIOの登場で、2000年ごろちまたに多くの機種が出されました。しかしながらモバイルと呼べる1kg程度の機種は一時期消え、代替えとなる機種が存在しなかったことが、VAIOを使用してきた理由の一つです。しかしながら、EeePCの登場からモバイル機種の候補が増え、そろそろ交代かなと思ってはいます。


【改造の仕方が各所で公開されている】

 このおかげで各機種を延命することができました。年数とともにCPUパワー不足、メモリー不足、HDD不足になってきます。CPU換装はかなりのテクニックが必要なため、ほとんど不可能ですが、メモリー不足とHDD不足はなんとか解消できます。
 まず、メモリー不足の件ですが、PCG-C1VSX/K、PCG-C1VJ、PCG-C1VRX/Kの3機種は増設メモリーが同一のため、一度、購入したメモリーを無駄なく利用することができました。
 次にHDD不足ですが、HDDの換装は難易度の高いものですが、改造の仕方について写真入りの本が出版されており、難無く取り替えることができました。HDDも年々安くなり、最近では、500GBのもの1万円程度で購入することができます。私は、HDDをSSDに換装し、モバイル性を高めております。また、SSDは読み込み速度が速く、処理速度の向上にもつながります。


【OSのアップグレード用ファイルが入手できる】

 VAIOのホームページを調べていくと各OSのアップグレード用ファイルがダウンロードできます。もし、OSのアップグレードライセンスを持っていれば、簡単にアップグレード用ファイルが入手できるので、OSのアップグレードが用意することができます。私は運良く、Windows2000とXPのライセンスを持っているので、PCG-C1VJをMeから2000へ、PCG-C1VSX/Kを2000からXPに変更しました。ただ、この機種でXPは、メモリー不足になるので、2000で使用するのがベストと思われます。


【バッテリパックの互換性】

 これまで使用した5機種はいずれもバッテリパックが同一のものです。これもVAIOを使用し続けた理由の一つです。私の場合、モバイル使用がほとんどですので、1万円、場合によっては数万円するバッテリパックを買い換えてまで変更する勇気はありませんでした。


【バッテリパックの継続販売】

 Sonyというメーカーは古い機種を使用するユーザーを大切にしてくれ、古い機種のバッテリパックを継続販売してくれています。ビデオカメラなどでは、20年ほど前のNi-Cd電池タイプのものまで販売しているようです。モバイルで使用するには、この条件が一番重要だと私は思います。バッテリパックは毎日のように充放電を繰り返していると、私の経験上からすると、1年程度から使用に支障をきたしてきます。2年も使用すればほぼ使用不可になると思います。そのため、バッテリパックの継続販売がモバイルパソコン選定の最重要ポイントだと思います。



 このような理由で、私はVAIOを使用し続けています。中古でも安く買えるようになったので、興味を持たれた方いかがでしょうか。



以上

2009/07/11掲載